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手作り絵本作り方教室 創作と製本

布張り製本講座EADLINE

1.出来る本 2.材料
3.準備 4.製本

布張り上製本

私の製本は自己流で始めました。
ここで紹介している布張り製本の方法は、わりと早い時期に書き上げたものです。
そのあと、美篶堂(みすずどう)という製本工房の講習を受ける機会があり、
他の方法を学びました。

その一つが「文庫本を布張り上製本に仕立てる」という講習で、完成したのが写真の黄色地の本です。
この黄色の本は木綿布を和紙(半紙)で裏打ちしています。
それ以外はわたし流の方法で、アイロン接着芯で裏打ちしています。



裏打ち

裏打ちとは裏に布や紙を張って厚く丈夫にすることをいいます。
簡単に特徴を挙げると以下のようになります。
和紙(半紙)で裏打ち 安価。全面に紙を貼るので、製本方法は紙のハードカバー製本と同じになります。
見た目は、芯の板紙の堅さがそのまま現れます。ピシッときれいに堅いです。
アイロン接着芯で裏打ち 紙に比べて材料費がかかる。正確に寸法を計算しないといけないので、製本はやや面倒。
表面に、こっくりした厚みと弾力が生まれ、高級感があります。
厚手の和紙を使うと、また違ってくるでしょうね。本の内容によって使い分けたら良いかもしれません。

こんな感じの本が出来ます

わたし流布張り製本でこのような本になります。

説明に使っているのは、知人に頼まれて制作した「書」の本です。
筆で清書した自作の短歌と、色紙などに描かれた俳画をスキャンし、絵本感覚で編集しました。
筆のかすれや墨のにじみをできるだけ再現できるように、本文の紙を選びました。平綴じです。
ハードカバー製本が初めての方は、「本格的ハードカバー製本」をご一読下さい。



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