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手作り絵本作り方教室 創作と製本

布張り製本講座EADLINE

1.出来る本 2.材料
3.準備 4.製本

花布・寒冷紗を貼る


花布が付く部分の背を、指先でほんの少し広げると、良い感じになります。
背の端にボンドを塗り、花布を当てます。

上下に花布を付けたら、背にボンドを塗ります。ボンドは、見返し側にはみ出さないように、背の部分だけに塗ります。
寒冷紗を当て、両端を折っておきます。



表紙作り

「本格的ハードカバー製本」の説明と似ていますが、異なる部分があるのでご注意下さい。

下の写真のようにセットします。
下敷きの広告紙は、ボンドが付いたら取り去れるように、数枚重ねて敷いておきます。

@板ボールを貼る
板ボールの全面に均一にボンドを塗ります。表紙布側 にボンドを塗ると吸い込んでしまいます。

1枚ずつ表紙板ボールにボンドを塗り、接着芯の端から2o内側に貼ります。最後に真ん中の背板ボールを貼ります。

A天と地を包む

天の折り代にボンドを塗ります。2oの芯にも塗ります。


広告紙2,3枚を取って、広告紙ごと板ボールを包むように折ります。
接着芯にハリがあるので、まず板ボールの側面(厚み部分)をヘラで押さえて折り、続けて折り代を押さえます。


さらに広告紙をはずして、側面と上面の折り代をヘラでしっかり貼り付けます。
天が貼れたら、下敷きごと回転して、地の折り代を貼ります。

B角の始末と小口を包む

布の角をつまんで引き、折り代の形を歪めます。
天地と同様に小口折り代にボンドを塗り、広告紙ごと包み折りします。


へらで折り代を押さえて整えます。


角はこんな感じです。

C形を整える

天地折り代の[背+ノド]の部分に折り筋を入れておきます。


板ボールを芯にして背の折り目を付けます。


水分を吸い取るための画用紙を当て、板で挟んで15分位圧着します。
写真は別の板ボールで挟んでいます。



合体

表紙を平らに開き、チリを均等(3o)にして本文を置きます。

@ミゾ付け

板ボールの隙間と、背板ボールにもボンドを塗ります。
本文がずれないように表紙を伏せます。


垂直に定規を当て、こすらずに、体重をかけて押し付けます。
背の部分も、背板ボールが本文に着くように押しつけます。
裏返して反対側を開き、同じようにボンドを塗ってミゾを付けます。

下の図は断面図です。矢印の方向に圧力を加えます。

ミゾが出来たところで、定規を当てたまま表紙を開き、ノドに遊びを作ります。

Aミゾ付け棒をセット

ミゾ付け棒を当てて、固定します。


板を当てて、どのような方法でも良いですから15分位圧着します。

B見返し貼り

表紙を押しつけながら開いて、遊び分を確保します。

見返しの下にボンド用の広告紙を挟みます。
まず小筆で寒冷紗を板ボールに貼り、はけで見返し全面にボンドを塗ります。

広告紙を抜き取り、いったん表紙を伏せて、しっかり押さえます。
表紙を開き、見返しをガーゼで擦って貼り付けます。
水分取りの紙を挟んで閉じ、反対側を同様に貼り合わせます。

プレス

水分取りの画用紙をはさみ、ミゾ付け棒を当てて、10分位重石をします。
10分したらミゾ付け棒をいったんはずして、画用紙を取り替え、再度ミゾ付け棒をセットします。

重石をしてひと晩置きます。
 
これで完成!!



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