手作り絵本作り方教室 創作と製本

本文用紙は、上質紙（135kgくらい）など、表裏の差があまりなく、裏側の絵が透けない程度に、厚みのあるものが良いでしょう。
見返しは、100〜120kgくらいのファンシーペーパーを使いますが、本文と同じ用紙でも大丈夫です。
一番外側に厚手の表紙用紙を使うと、そのまま簡易製本になります。

工程

�@印を入れる

見返しの中央に綴じ位置の印を入れます。

�A穴を開ける

用紙を重ねてクリップで固定し、目打ち（千枚通し）などで穴を開けます。（ミシンで縫う場合は穴を開ける必要はありません）

�B糸で綴じる

「製本の基礎知識／材料と道具」で、縫い方について詳しく説明しています。

�C二つに折る

綴じ位置が一番外側になるように折り、へらなど堅いものを使ってしっかり折り目を付けます。

小口の中央がずれて出てくるので、スチール定規を当ててカッターで切りそろえます。小口の切りそろえは「製本の基礎知識／カッターの使い方」をご覧下さい。

補強

ハードカバーに仕立てる場合、寒冷紗という布を入れて補強することがあります。
右はミシンで一緒に縫っていますが、手縫いで寒冷紗を一緒に縫うのは難しいと思います。
その場合、縫った後で糸の上に細くボンドを塗り寒冷紗を留めます。見返し用紙にペタリと貼らずに縫い糸に留めるようにします。
寒冷紗は薄くて丈夫な紙で代用できます。