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手作り絵本作り方教室 布絵本 赤ちゃん絵本

布絵本応用編EADLINE

布絵本作り方 ディテール

ディテール作り方

少しでも簡単に作れるように、いろいろなところで工夫をしています。
試していただくと、きっと、なるほどと思ってもらえると思います。
1.絵柄のカット
◆重なった絵柄
重なった絵柄の場合、型紙通りに切っても、なかなかぴったり境界線が合いません。
そこで、遠景つまり下になる方に重なり分を付けてカットし、重ねて貼り合わせます。
多少段が付きますが、しっかりアイロンで押さえると平らになります。

◆色が組み合わさった絵柄
1つのモチーフを何色かで描く場合、境界線で貼り分けるのはなかなか難しいです。
下になる方のパーツに、2〜3oくらいの重なり分を付けてカットします。
貼り方は、後述の 4.色が組み合わさった絵柄を貼る工夫 を参考にしてください。




2.接着テープで接着フエルトを作る
アイロン接着フエルトは、ボンドや粘着フエルトと違って、配置した状態を確認してから接着できるのでとても便利です。
アイロン接着フエルトが手に入らない場合、アイロン接着テープを使って普通のフエルトを接着フエルトにすることができます。
アイロン接着テープは必ず離型紙付きのものを使います。この説明では1p幅のテープを使っています。
◆テープの貼り方
まず接着テープの糊面をフエルト布の裏面に当て、紙ごと布に貼り付けます。
布の端をぐるり囲んで貼ります。
テープの紙を剥がすと糊がフエルト布に残ります。これでアイロン接着フエルトと同じ状態になります。
あとは普通に貼ります。
◆細かいパーツの場合
必要分量を大まかにカットします。裏全面に接着テープを貼り紙を剥がしておきます。
表面に型紙を合わせてカットします。
このように小さなパーツは、型紙も大まかにカットしておき、型紙と布を一緒に切ると手間が省けます。

3.細い線をどうする?
◆たとえば、むすんだ口。
細く切った布を貼り付けたのでは、どうも感じが出ないのです。
顔に切り込みを入れて、重なり分をつけた線用の布を挟み込んだところ、ちょっとレリーフの感じになりました。
◆たとえば目玉。
輪郭用の濃い色に、一回り小さい白目を載せて、目の輪郭線を作っています。
その上に瞳を置きます。
少し出目になるけど、今のところこの方法でやっています。
◆木の幹。
下になる濃い色は曲がった形通りに切り、
上になる方はまっすぐに切って、切り込みを入れて曲げてみました。
下の布が線になって現れ、立体感が出たように思います。




4.色が組み合わさった絵柄を貼る工夫
たとえば図のように2色使いで1つのモチーフを作る場合、
@型紙の上に、1,2の順にパーツを置きます。
1,2にはそれぞれ2〜3oの重なり分が付いています。
アイロンの蒸気を出さずに、布が重なった部分にだけ軽くアイロンを当てます。
布同士は着くけど型紙には着かない、微妙な貼り具合です。
A次に、型紙に合わせて、3,4を置きます。
@と同様に布が重なった部分にだけアイロンを当てます。
B一枚の布になった感じで、型紙から離すことができます。
土台布に置いて、メウチを使って、足やくちばしなどの小さなパーツを差し込んで重ねます。
形が整ったらアイロンで固定し、目玉を載せて、蒸気を加えてしっかり貼り付けます。

5.接着フエルトは小さくても捨てないで
最初に作る時は必要な色を買いそろえないとなりませんが、ほんの少ししか使わない色もあります。
次回作のために色をストックしましょう。袋小物などのアップリケにも使えますよね。



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